京浜急行電鉄本線・浦賀駅前の様子。浦賀・観音崎への旅は、ここから始まった。
なお、電車到着時に流れる駅メロディーは「ゴジラのテーマ」である。初代ゴジラが上陸したのが観音崎にある「たたら浜」にちなんでのことらしい。


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1864年に建立。篆額は国文学者の大畑春国、碑文は日本最初の洋式軍艦・鳳凰丸を建造するなど幕末に活躍した浦賀奉行所与力、幕臣として榎本武揚（1836〜1908）らとともに戦った戊辰戦争で戦死した中島三郎助（1821〜1869）による筆で、当時の浦賀の様子が記された碑である。碑文には以下のように書かれている。

この周辺の昔の様子を思えば、葦蟹が遊ぶところから蟹田といい、のどかな湿地帯であった。
しかしここにも湊の賑わいから家並みが押し寄せてきた。この開発によって傍らに眠っていた無縁仏をひとまとめにして供養しようと、時の浦賀奉行の大久保土佐守が大衆帰本塚を設けることを決めた。（中略）立派でたいそう嬉しい心配りであり、なんと心強くまじめな心であろううか。
このように言うのは、浦賀奉行所に仕える中島三郎助永胤である。

中島三郎助の真面目な人格が伝わってくる文面である。


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今はその役割を終え、静かに眠る浦賀ドック。浦賀ドックの歴史は、ペリー（1794〜1858）率いるアメリカ海軍東インド艦隊（いわゆる黒船）が来航した1853年（嘉永6年）、江戸幕府が海防強化策の一環として浦賀造船所を設置したことにはじまり、日本の近代化と密接に関係している。
戦後、住友重機械工業浦賀造船所として海上自衛隊の艦船の製造や修理が行われていたが、2003年3月に閉鎖された。


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浦賀ドック内にあるレンガ積みのドライドック周辺の様子。普段は立入禁止となっており、中には入れない。幕末から一世紀以上をかけて、1000隻を超える軍艦・商船などの船舶が、浦賀ドックで建造され、我が国の近代化に貢献した。


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西浦賀・西叶神社付近を走る浦賀道の様子。江戸時代の浦賀道は、幕府と浦賀奉行所を結ぶ重要な連絡道であった。


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